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いざとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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いざ

「いざとなれば」などのように使う「いざ」という言葉。

「いざ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「いざ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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いざの意味

「いざ」には次の意味があります。

予期された事態や突発的な事態が急に起こった状態や、意気込んでものを始めようという状態。いよいよ。(出典:デジタル大辞泉)

 古くは相手に行動を促す呼びかけの言葉「さあ・さて」としての意味を持ちましたが、現代では「さあ」と相手に言う瞬間、万が一の場合という意味合いを持って「いざ」という表現をします。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・こういう簡単な表現はいざ実行しようとするとそう容易にはいかない。
(出典:斎藤茂吉『万葉秀歌』)

いざというときはこれだけを持って火焔かえんの中を逃れようと覚悟していた。
(出典:亀井勝一郎『大和古寺風物誌』)

いざ、実行する段になると、驚いたことに予想したほどこたえなかった。
(出典:ホワイト・フレッド・M『黄金薔薇』)

・おれはこれでいざとなると心にもない事はいわないつもりだよ。
(出典:有島武郎『或る女』)

・地方などではいざ知らず、宮廷関係ではまさにそうだったのである。
(出典:風巻景次郎『中世の文学伝統』)

いざとなって、制限される身になった場合、慌てても手おくれである。
(出典:中谷宇吉郎『自由と進歩』)

・殺して欲いの死にたいのと、口癖にいうていて、いざとなるとその通り。
(出典:泉鏡花『活人形』)

・「これはいざという時のために置いておきましょう」彼が言った。
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)

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