協力
「協力関係」などのように使う「協力」という言葉。
「協力」は、音読みで「きょうりょく」と読みます。
「協力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「協力」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
協力の意味
「協力」には次の意味があります。
・力を合わせて事にあたること。(出典:デジタル大辞泉)
目的に向かって心を一つにし、力を合わせて努力することを言います。
「協」の字には「力を合わせる」という意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・あの警察隊員の協力があればこそうまくいっていたんでしょう?
(出典:アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(上)』)
・われわれは協力しながら行動するほうがいい。
(出典:E・E・スミス『創元版 スカイラーク・シリーズ(全4巻) 2 スカイラーク3号』)
・しかし同じ協力をするのならば、意味のある協力をしたいものである。
(出典:中谷宇吉郎『簪を挿した蛇』)
・ご協力ねがいたいことは、なにをおいてもこのことだわ。
(出典:ウェブスター/北川悌二訳『続あしながおじさん』)
・道徳的教育とか社会的協力とかの勝利ではなかった。
(出典:ウェルズ/新庄哲夫訳『タイム・マシン』)
・戦争協力者でない作家を発見することに非常に困難した。
(出典:宮本百合子『今日の日本の文化問題』)
・いつかはへまをして、非協力的な態度をナウに気づかれてしまうだろう。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(上)』)
・彼らが行った政策の唯一のことは、他に対する不協力ということである。
(出典:坂口安吾『戦後合格者』)