卑猥
「卑猥な行為」などのように使う「卑猥」という言葉。
「卑猥」は、音読みで「ひわい」と読みます。
「卑猥」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「卑猥」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
卑猥の意味
「卑猥」には次の意味があります。
・品がなくみだらなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
卑猥をわかりやすく言うと、「みだらで卑しいこと」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・卑猥でとどまれば小説の性描写に刺激された読者の反応だと納得できる。
(出典:柳美里『タイル』)
・耕造は少女に卑猥な行為を働いた若い男のことを妻に話して聞かせた。(出典:赤川次郎『自選恐怖小説集 さよならをもう一度』)
・そこには、ひそひそ話や、低く押し殺した卑猥な笑いは聞えなくなった。
(出典:大江健三郎『死者の奢り・飼育』)
・一度も試したことのないようなやりかたでする鳥肌がたつほど卑猥なこと。
(出典:森瑤子『ママの恋人』)
・もともと庶民大衆の中から生れた歌だから歌詞も、素朴な卑猥さがある。
(出典:西沢爽『雑学猥学』)
類語
・下品(げひん)
意味:品格・品性が劣ること。卑しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・下作(げさく)
意味:品が悪いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・下劣(げれつ)
意味:下品で劣っていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・猥雑(わいざつ)
意味:ごたごたと入り乱れていること。みだりがわしく下品なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・卑しい(いやしい)
意味:品位に欠けている。下品だ。(出典:デジタル大辞泉)