スポンサーリンク

十人十色とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

十人十色

「人の個性は十人十色」などのように使う「十人十色」という言葉。

「十人十色」は、音読みで「じゅうにんといろ」と読みます。

「十人十色」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「十人十色」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

十人十色の意味

「十人十色」には次の意味があります。

・好みや考えなどは、人によってそれぞれみな異なるということ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

人間はひとりひとり、皆それぞれの嗜好や考え方があるという意味です。
わかりやすく言うと、十人いれば十通りの考え方があるということです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・まったく、十人十色の風俗をした人たちが彼の右をも左をも往いったり来たりしていた。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)

十人十色で、みんな好みがちがうから、あんたも最初からそのことは覚悟しなくちゃ。
(出典:サド/大場正史訳『ソドムの百二十日』)

・乗客の衣服には、なんらの制限なく勝手次第なれば、十人十色である。
(出典:井上円了『南半球五万哩』)

・要するに、十人十色とは「異」と云ふ事を通俗的に云つたものだ。
(出典:尾崎放哉『俺の記』)

十人十色の才能を見分ける事をせずに、一列一体の学課を詰め込む主義の今の教育法は、一層この悩みを深刻にする。
(出典:夢野久作『東京人の堕落時代』)

類語

・多種多様(たしゅたよう)
意味:さまざまな種類と様相を備えていること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・千差万別(せんさばんべつ)
意味:種々様々のちがいがあること。多くの差異があること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・多角的(たかくてき)
意味:物事が単純に一つのことにかかわるだけでなく、多方面にわたるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・三者三様(さんしゃさんよう)
意味:考え方ややりかたが人それぞれで違うこと。(出典:四字熟語を知る辞典)

・種々(しゅじゅ)
意味:数多くの種類があること。(出典:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました