化学
「化学反応」などのように使う「化学」という言葉。
「化学」は、音読みで「かがく」と読みます。
「化学」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「化学」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
化学の意味
「化学」には次の意味があります。
・物質を構成する原子・分子に着目し、その構造や性質、その構成の変化すなわち化学反応などを取り扱う自然科学の一部門。（出典：デジタル大辞泉）
化学は科学の一部門であり、科学の方が意味が広いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今は小説書きを生業としているが、子どもの頃は化学に興味を持っていた。
（出典：阿刀田高『まじめ半分』）
・搭載されている宇宙艇は、化学燃料で動く作業艇が四隻あるだけだった。
（出典：森岡浩之『星界シリーズ 1 星界の断章 I』）
・一九二一年、かれらは化学的方法を採用することにし、実験を継続した。
（出典：加藤秀俊『一年諸事雑記帳(上) 1月~6月』）
・化学燃料に必要な材料を手に入れることも同じように不可能だった。
（出典：E・R・バローズ『失われた大陸』）
・原告も本人が来てゐた。中学の化学室のことなどを思ひ出しながら私は、そこに入つて行つた。
（出典：牧野信一『毒気』）
類語
・理科（りか）
意味：人文科学・社会科学以外の学問分野。数学・自然科学など。（出典：デジタル大辞泉）
・科学（かがく）
意味：普遍的真理や法則の発見を目的とし、一定の方法にもとづいて得られた体系的知識。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・自然科学（しぜんかがく）
意味：自然界の現象を研究する学問の総称。（出典：デジタル大辞泉）
・物理学（ぶつりがく）
意味：物質の構造・性質を明らかにし、それによる自然現象の普遍的な法則を研究する自然科学の一部門。（出典：デジタル大辞泉）
・地学（ちがく）
意味：地球およびその構成物質に関する科学。（出典：デジタル大辞泉）
