勤勉
「勤勉な人」などのように使う「勤勉」という言葉。
「勤勉」は、音読みで「きんべん」と読みます。
「勤勉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「勤勉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
勤勉の意味
「勤勉」には次の意味があります。
・仕事や勉強などに、一生懸命に励むこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「勤」と「勉」は、どちらも「力を尽くして頑張る」という意味を持つ漢字であり、「勤勉」は同じ意味の漢字を重ねて意味を強めた二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わたしは、彼女の勤勉な仕事ぶりを何か英雄的なもののように思った。
(出典:ヘッセ/佐藤晃一訳『郷愁』)
・ひかりさんは勤勉に働いていたけれど、ぼくはごろごろしていた。
(出典:西尾維新『ネコソギラジカル(上) 十三階段(ファイル結合、傍点追加、一部修正)』)
・それにつれて人間自身はだんだん勤勉でなくなりつつあるのかも知れない。
(出典:湯川秀樹『この地球に生れあわせて』)
・今のハリー・スミスは、どこにでもいる勤勉そうな青年としか見えない。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第15巻』)
・野口は自分の母がいかに勤勉家か話したが、父についてはふれなかった。
(出典:星新一『明治・父・アメリカ』)
類語
・まめまめしい
意味:怠けずに、せっせと身軽に働く様子である。(出典:大辞林 第三版)
・几帳面(きちょうめん)
意味: すみずみまで規則正しくするさま。 (出典:大辞林 第三版)
・整然(せいぜん)
意味:きちんとして、正しく整っているさま。(出典:大辞林 第三版)
・真面目(まじめ)
意味:誠意のこもっていること。(出典:大辞林 第三版)
・健気(けなげ)
意味:心がけや態度がしっかりしているさま。(出典:大辞林 第三版)