勇者
「勇者になる」などのように使う「勇者」という言葉。
「勇者」は、「ゆうしゃ」と読みます。
「勇者」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「勇者」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
勇者の意味
「勇者」には次の意味があります。
・勇気のある人。勇士。ようしゃ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
ゲームなどでよく登場する「勇者」ですが、勇気のある者という意味であり、武勲などは関係がありません。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ドラゴンは選ばれた勇者以外の人間でなければ、歯が立つ相手ではない。
(出典:水野良『ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上)』)
・誰かに頼まれて伝説の勇者を捜しているという学者が来たこともあります。
(出典:久美沙織『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 第2巻』)
・毛唐を殺せば殺すほど、侍としては勇者であり、国としては名誉である。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・血の中に立つと、勇者は常よりも冷静になるし、怯者はその反対になる。
(出典:吉川英治『宮本武蔵』)
・わしもお前ほどの勇者についていてもらえば、安心というものじゃ。
(出典:下村湖人『論語物語』)
類語
・勇士(ゆうし)
意味:勇気のある人。勇ましい男。ゆうし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・英雄(えいゆう)
意味:知力や才能、または胆力、武勇などに特にすぐれていること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・英傑(えいけつ)
意味:才知の人並み以上にすぐれていること。また、その人。英雄豪傑。英偉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・義賊(ぎぞく)
意味:悪をこらし善を救うことをたてまえとする盗賊。不正の金持から盗んで貧乏人に分け与える盗人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・俊傑(しゅんけつ)
意味:才知などが常人よりすぐれていること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)