勇敢
「勇敢な男」などのように使う「勇敢」という言葉。
「勇敢」は、音読みで「ゆうかん」と読みます。
「勇敢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「勇敢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
勇敢の意味
「勇敢」には次の意味があります。
・勇気があり、危険や困難を恐れないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「勇敢」という言葉をわかりやすく言うと、「勇ましい行動」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わしとしては、彼より勇敢だという確信があったので、心の中で思った。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
・将軍は、この勇敢な愛国者の名前をお聞きになったことはありませんか?
(出典:アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(中)』)
・しかし他部落の者が襲撃して来た時などには勇敢に戦争をいたします。
(出典:石川三四郎『農民自治の理論と実際』)
・そうして必死の覚悟をもって、勇敢にも怪物に抵抗して戦ったのです。
(出典:高神覚昇『般若心経講義』)
・それから父は、盗賊を捕えようとして殺された勇敢な老人と報道された。
(出典:豊島与志雄『黒点』)
類語
・果敢(かかん)
意味:決断力に富み、物事を思いきってするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・勇壮(ゆうそう)
意味:いさましく元気なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・勇気(ゆうき)
意味:いさましい意気。困難や危険を恐れない心。(出典:デジタル大辞泉)
・度胸(どきょう)
意味:物事を恐れない心。気おくれしない精神力。きもったま。(出典:デジタル大辞泉)
・精悍(せいかん)
意味:顔つきや態度に勇ましく鋭い気性が現れていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)