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加速度的とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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加速度的

「加速度的に増加する」などのように使う「加速度的」という言葉。

「加速度的」は、「かそくどてき」と読みます。

「加速度的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「加速度的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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加速度的の意味

「加速度的」には次の意味があります。

ますます速度の加わる状況にあるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「加速度」とは単位時間あたりの速度の変化率のことです。
この加速度が正であるときの電車や自動車の移動距離は、相乗的な増加をします。
「加速度的」は、この相乗的な増加を指している言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・五十の差はあるが、この数字と引き替えに犠牲も加速度的に大きくなる。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 15-山口防衛戦4』)

・ごくゆるやかな変化の時期のあとに加速度的の急激な変化の時期が来る。
(出典:クロポトキン・ピョートル・アレクセーヴィチ『革命の研究』)

・その女に自分が加速度的に惹きつけられているのが不思議でならない。
(出典:池田満寿夫『尻出し天使』)

・それが、テレビ画面下の日付の動きと共に、加速度的に巨大化してゆく。
(出典:岩本隆雄『星虫』)

・彼がお蝋をくどくのに、加速度的な熱を加えたことはいうまでもない。
(出典:山田風太郎『伊賀の聴恋器』)

類語

急激(きゅうげき)
意味:物事の変化や動きなどが急で、はげしいさま。(出典:デジタル大辞泉)

雪達磨式(ゆきだるましき)
意味: 雪だるまを作るとき、雪をころがしてその塊を大きくするように、どんどん増えふくらんでいくありさまをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

鼠算(ねずみざん)
意味:和算で、鼠が親子ともに一定期間を置いてどんどん繁殖することを例として作った等比級数的にふえていく計算問題。また、そのように数値が急速に増していくことのたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

幾何級数的(きかきゅうすうてき)
意味:ある事物、事象が、常に前の場合の何倍かをかけた数に増える、すなわち幾何級数(等比級数)のように増える傾向にあるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

等比級数(とうひきゅうすう)
意味:等比数列の各項を順に加えた形の級数。(出典:デジタル大辞泉)

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