加筆
「加筆を行った」などのように使う「加筆」という言葉。
「加筆」は、音読みで「かひつ」と読みます。
「加筆」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「加筆」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
加筆の意味
「加筆」には次の意味があります。
・文章などを部分的に直したり、書き加えたりすること。（出典：デジタル大辞泉）
「加筆」をわかりやすく言うと「文章などを訂正したり、追加で記入したりすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・輪郭をとった図をさらに加筆訂正して行けば、写真から図が作成できる。
（出典：養老孟司『涼しい脳味噌』）
・批判を一身に受けるつもりで、加筆により古さをなおせないかと考えた。
（出典：星新一『きまぐれフレンドシップ PART2』）
・加筆をたどる際どういう手順を執ったのかをごく簡単に触れておきます。
（出典：キャロル・ルイス『アリスはふしぎの国で』）
・本書はそれに新しいエピソードを加え、さらに連載原稿に加筆をした。
（出典：夢枕獏『陰陽師生成(なまな)り姫』）
・今回、それを本という形にするために、部分的には、かなり加筆しました。
（出典：喜多嶋隆『ビーチサンダルで告白した』）
・四つの章の冐頭に、簡単な解説は試みたが、更に多少の加筆が必要に思ふ。
（出典：北原白秋『白南風』）
・ただし、これら加筆・修正について以下のことは明言しておかなければなるまい。
（出典：近藤紘一『サイゴンのいちばん長い日』）
・したがってこの文庫版出版に際しても、加筆することはしなかった。
（出典：木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』）
