加療
「加療を必要とする」などのように使う「加療」という言葉。
「加療」は、音読みで「かりょう」と読みます。
「加療」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「加療」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
加療の意味
「加療」には次の意味があります。
・病気やけがの治療をすること。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「加療」とは、「けがや病気を治すため、手当てをすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして同じ方式は、医師や外科医や入院加療についても実施されている。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)
・負傷した官吏は勿論、奄奚を加療するための場所が必要ではないだろうか。
(出典:小野不由美『十二国記 9 黄昏の岸 暁の天』)
・いずれも四〇以下が正常値で、一〇〇以上が入院加療の必要がある、という。
(出典:藤原作弥『聖母病院の友人たち ―肝炎患者の学んだこと―』)
・だから、加療中の患者の取材は、苦痛だったのではないかと。
(出典:西村京太郎『夜が待っている』)
・有馬は一命をとりとめ、担送されて横浜の病院で加療し、のち回復した。
(出典:司馬遼太郎『燃えよ剣 2 (下)』)
類語
・療治(りょうじ)
意味:病気やけがを治すこと。治療。(出典:デジタル大辞泉)
・施療(せりょう)
意味:貧しい病人などを無料で治療すること。(出典:デジタル大辞泉)
・根治(こんじ/こんち)
意味:病気を根本から治すこと。また、病気が完全に治ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・療法(りょうほう)
意味:治療のしかた。治療の方法。(出典:デジタル大辞泉)
・診療(しんりょう)
意味:医師または歯科医師による診察と治療。獣医師にも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)