創設
「学校を創設する」などのように使う「創設」という言葉。
「創設」は、音読みで「そうせつ」と読みます。
「創設」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「創設」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
創設の意味
「創設」には次の意味があります。
・施設や機関を新しくつくること。(出典:デジタル大辞泉)
それまでには無い組織や制度などをつくり出すことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・創設に関わった者たちの胸のうちには、それぞれの思いがあった。
(出典:宮川典子『青空文庫ものがたり』)
・官制の改革、条例の創設などがあるたびに彼の手を経ざるものはない。
(出典:松本清張『象徴の設計 新装版』)
・あとで聞いたところによると、リタのためにわざわざ創設されたという。
(出典:桜坂洋『All You Need Is Kill』)
・それがこのころに創設せられた大学及び国学の博士助教となったらしい。
(出典:和辻哲郎『古寺巡礼』)
・それは、技術部創設以来の全期間に学んだことよりも、もっと多かった。
(出典:アーサー・C・クラーク『渇きの海』)
類語
・設立(せつりつ)
意味:組織・施設・制度などを新しくつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・創立(そうりつ)
意味:組織や機関を初めてつくること。創設。(出典:デジタル大辞泉)
・創建(そうけん)
意味:建物・機関などをはじめてつくること。(出典:デジタル大辞泉)
・新設(しんせつ)
意味:組織、機関などを新たにもうけること。また、新たに設備、施設などをつくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・創業(そうぎょう)
意味:事業を始めること。会社や店を新しく興すこと。(出典:デジタル大辞泉)