割烹
「割烹着」などのように使う「割烹」という言葉。
「割烹」は、音読みで「かっぽう」と読みます。
「割烹」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「割烹」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
割烹の意味
「割烹」には次の意味があります。
・食物を調理すること。ふつう日本料理にいう。(出典:デジタル大辞泉)
「割烹店」は主に日本料理屋のことを示します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・先ほどのカウンター割烹で、既にかなりの量の日本酒を飲んでいるのだ。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・この割烹に来るという情報を得て、野杉はまた交渉に挑もうとしていた。
(出典:霞流一『フォックスの死劇)
・二人は彼の車で、まえに行った町はずれの高台にある割烹料理屋へ行った。
(出典:海老沢泰久『帰郷』)
・妹ふたりのうち、上のは、隣のまちの大きい割烹店へとついでゐた。
(出典:太宰治『陰火』)
・見つけて驚いたのだが、腰掛け割烹のつもりで行ったら堂々とした料亭なのである。
(出典:向田邦子『父の詫び状』)
類語
・料理(りょうり)
意味:材料に手を加えて食べ物をこしらえること。(出典:デジタル大辞泉)
・調理(ちょうり)
意味:食物を料理すること。(出典:デジタル大辞泉)
・煮炊き(にたき)
意味:食物を煮たり炊いたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・炊事(すいじ)
意味:食物を煮たきして調理すること。(出典:デジタル大辞泉)
・板前(いたまえ)
意味:日本料理の手並み。調理の方法。(出典:デジタル大辞泉)