割安
「割安な品物」などのように使う「割安」という言葉。
「割安」は、訓読みで「わりやす」と読みます。
「割安」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「割安」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
割安の意味
「割安」には次の意味があります。
・品質・分量などの割合をくらべてみると、安価であること。相対的に安いこと。特に、相場で他の銘柄と比較して安いこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「割安な品物」は「品質と比較すると安価な品物」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ちょうどいまの店が居ぬきで売りに出ていて割安に手に入りました。
(出典:森村誠一『花刑』)
・ジャンクフードもいいけど、割安にするためにも自炊は避けられないかな。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 5 目明し編』)
・これはその土地の者が優先的に割安で購入できるからだった。
(出典:小野不由美『十二国記 7 風の万里 黎明の空(下)』)
・したがって量産では負けないし、性能の面でも抜群、コストも割安になる。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史』)
・シーズン・オフが割安だと、宇田島は夏のさかりの平日に式を挙げた。
(出典:城山三郎『勇者は語らず』)
類語
・安価(あんか)
意味:値段の安いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・廉価(れんか)
意味:値段が安いこと。安い値段。また、安いさま。安価。(出典:デジタル大辞泉)
・格安(かくやす)
意味:値段が普通より特に安いこと。品質に比べて値段の安いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安値(やすね)
意味:値段の安いこと。また、その値段。安値段。廉価。あんちょく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・低廉(ていれん)
意味:金額が安いこと。また、そのさま。安価。廉価。(出典:精選版 日本国語大辞典)