前払い
「給料の前払い」などのように使う「前払い」という言葉。
「前払い」は、訓読みで「まえばらい」と読みます。
「前払い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「前払い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
前払いの意味
「前払い」には次の意味があります。
・前もって代金・借料・給料などを支払うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「前払い」とは、金銭的な支払いを先にすることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現在でもそうだと思うのだが、ここは月給前払いのシステムなのである。
(出典:阿刀田高『まじめ半分』)
・それから、一カ月の調査期間と十分な調査費の前払いを約束して言った。
(出典:原尞『私が殺した少女』)
・料金はすでに前払いしてあったのか、フロント周辺に男の姿は見えない。
(出典:森村誠一『夢の原色』)
・彼は百二十クレジットの前払いでそこに一週間、部屋を借りることにした。
(出典:フレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』)
・帳場の係は、ふたりが前払いできるかどうかにしか関心をもっていないようだった。
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 4 地球の壁の裏に』)
類語
・前金(まえきん)
意味:品物を受け取る前に代金を支払うこと。前払いすること。また、その代金。(出典:デジタル大辞泉)
・先払い(さきばらい)
意味:品物を受け取る前に、代金を支払うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・即金(そっきん)
意味:買った品物の代金をその場で支払うこと。また、その金銭。(出典:デジタル大辞泉)
・支出(ししゅつ)
意味:ある目的のために自分の所有する金銭や物品を支払うこと。また、その金品。(出典:デジタル大辞泉)
・出費(しゅっぴ)
意味:費用をだすこと。また、その費用。(出典:デジタル大辞泉)