刺客
「刺客を差し向ける」などのように使う「刺客」という言葉。
「刺客」は、音読みで「しかく」と読みます。
「刺客」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「刺客」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
刺客の意味
「刺客」には次の意味があります。
・人を暗殺する人。殺し屋。しきゃく。せっかく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言えば「暗殺者」や「殺し屋」という意味です。
「客」は「~する人」を意味し、「刺客」は漢字としては「刺す人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・刺客が現われるにしては、少しタイミングがずれていはしないだろうか。
(出典:半村良『英雄伝説』)
・陽子はあろうことか自ら刺客の前に姿を晒し、剣の前に立ちはだかった。
(出典:同人『十二国記』)
・しかしそうなると、刺客を放ったのが九将軍の誰でもなくなってしまう。
(出典:九里史生『SAO-Web-0406-第八章1』)
・背後に迫って来た刺客の一人へ、聞かせようとして喋舌っているらしい。
(出典:国枝史郎『大捕物仙人壺』)
・まず、正体の不明な敵はこの妙の方を刺客として利用するかもしれない。
(出典:光瀬龍『寛永無明剣』)
類語
・殺し屋(ころしや)
意味:依頼人から金をもらって殺人を請け負うことを職業としている者。(出典:デジタル大辞泉)
・アサシン(assassin)
意味:暗殺者。刺客。(出典:デジタル大辞泉)
・凶手(きょうしゅ)
意味:人を殺傷しようとする者。また、そのしわざ。(出典:デジタル大辞泉)
・傭兵(ようへい)
意味:雇用契約でやとわれている兵。雇い兵。(出典:デジタル大辞泉)