利幅
「利幅が上昇する」などのように使う「利幅」という言葉。
「利幅」は、「りはば」と読みます。
「利幅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「利幅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
利幅の意味
「利幅」には次の意味があります。
・ 利益の大きさ。また、その金額。(出典:精選版 日本国語大辞典)
費用から差し引いた分の利益や金額の大きさのことを指す言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だから、利幅を大きくするためには、買い値を低くおさえなければならぬ。
(出典:辻邦生『天草の雅歌』)
・予想していたよ利幅は広いが薄い。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 8 竜の夜明け〔下〕』)
・博愛を衆に及ぼす気はないが、あくまで正当な利幅でおさえたい。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 9 黄金の星間連絡艇』)
・そして買い値が高ければ、売り値がさして動かない以上、利幅がずっと小さくなる。
(出典:辻邦生『天草の雅歌』)
・利幅のちっぽけなパーソナルの世界に踏み出さざるをえないことにも注目すべきでしょう。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)
類語
・大利(たいり)
意味:大きな利益。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・巨利(きょり)
意味:莫大な利益。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・小利(しょうり)
意味:わずかな利益。(出典:デジタル大辞泉)
・利ざや(りざや)
意味:はさや取りをやって得た利幅のことをいう。(出典:世界大百科事典 第2版)
・粗利益(あらりえき)
意味:大まかに示される利益。(出典:デジタル大辞泉)