「判別不能」などのように使う「判別」という言葉。
「判別」は、音読みで「はんべつ」と読みます。
「判別」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「判別」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
判別の意味
「判別」には次の意味があります。
・はっきり見分けること。区別すること。(出典:デジタル大辞泉)
それとこれとの違いをはっきりと認めることを言います。
「判別不能」で「はっきりと見分けられない」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・本当か嘘かは判別しにくかったが、奇妙な真憑性がおれの背をつついた。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター3 エイリアン魔獣境 II』)
・自分で判別することはできなかったが、どちらにせよ行動は起こす。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第16巻』)
・一緒に行動するだけで仲が良いと言っていいのか、判別がつかなかった。
(出典:入間人間『電波女と青春男 SF(すこしふしぎ)版』)
・どこまでが本当で、どこまでが嘘なのか、判別がつけにくい。
(出典:難波利三『てんのじ村』)
・親が見ても判別出来ないような無惨な死体に変えられてしまう。
(出典:吉野匠『レイン4 世界を君に』)
・どちらも肉眼では判別不能の速度であった。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター17b D-白魔山 下』)
・膝頭のきれいなのが中国人、膝骨の大きいのが日本人、欧米人はそんな判別法を用いるとか。
(出典:阿刀田高『花の図鑑(上)』)