初頭
「1月の初頭」などのように使う「初頭」という言葉。
「初頭」は、音読みで「しょとう」と読みます。
「初頭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「初頭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
初頭の意味
「初頭」には次の意味があります。
・ある時代や時期のはじめのころ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「1月の初頭」は「1月のはじめのころ」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・七月末から八月初頭にかけての日本軍各部隊の配置を簡単に整理しよう。
(出典:五味川純平『ノモンハン(上)』)
・それを後押ししたのは、一九一〇年代初頭における地球の分割である。
(出典:レーニン/角田安正訳『国家と革命』)
・こうした状況は、その後二十七世紀の初頭まで改善されることはなかった。
(出典:エディングス『エレニア記3 四つの騎士団』)
・七月初頭以来の戦闘はそのような根拠を提供していたであろうか。
(出典:五味川純平『ノモンハン(下)』)
・それが七〇年代初頭に起こりかけている現象だと思うんです。
(出典:大澤真幸『戦後の思想空間』)
類語
・当初(とうしょ)
意味:そのことのはじめ。最初。また、その時期。(出典:デジタル大辞泉)
・初期(しょき)
意味:ある物事の初めの時期。始まって間のないころ。(出典:デジタル大辞泉)
・早期(そうき)
意味:はやい時期。まだ物事が十分に進行していない時期。(出典:デジタル大辞泉)
・手始め(てはじめ)
意味:物事にとりかかる第一歩。しはじめ。(出典:デジタル大辞泉)
・いの一番(いのいちばん)
意味:真っ先。一番目。(出典:デジタル大辞泉)