分譲
「分譲マンション」などのように使う「分譲」という言葉。
「分譲」は、音読みで「ぶんじょう」と読みます。
「分譲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「分譲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
分譲の意味
「分譲」には次の意味があります。
・一部分を分けて譲ること。特に、土地・建物などを区分けして売ること。(出典:デジタル大辞泉)
「分譲」は「土地を分譲する」などのように土地・建物の一部を分ける際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それで、宗教を選ばない分譲墓地を自分で買うためパートに出たのです。
(出典:式田和子『死ぬまでになすべきこと』)
・この時代に、いろいろなデベロッパーが競争で別荘を分譲していったのだ。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・五年前に、住宅公団が分譲した土地を買って建てたプレハブ住宅である。
(出典:塩田丸男『天からやって来た猫』)
・例の土地分譲の波に乗ってうまく泳いで、それから株式の方へ鞍がえした。
(出典:ガードナー/田中西二郎訳『どもりの主教』)
・バス停と電信柱と広大な分譲予定地とぼくらの家だけが存在していたのだった。
(出典:森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』)
類語
・分与(ぶんよ)
意味:分けて与えること。(出典:デジタル大辞泉)
・割譲(かつじょう)
意味:所有物の一部をさいて他にゆずること。(出典:デジタル大辞泉)
・分配(ぶんぱい)
意味:分けて配ること。(出典:デジタル大辞泉)
・配分(はいぶん)
意味:割り当てて配ること。(出典:デジタル大辞泉)
・割り当て(わりあて)
意味:割り当てること。(出典:デジタル大辞泉)