出資
「新興企業に出資する」などのように使う「出資」という言葉。
「出資」は、音読みで「しゅっし」と読みます。
「出資」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「出資」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
出資の意味
「出資」には次の意味があります。
・資金を出すこと。特に、事業を営むための資金として、金銭その他の財産または労務・信用を会社または組合にだすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「出資」をわかりやすく言えば、漢字の通り「資金や資本を出すこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人びとが大切な金を出資しようかどうしようかと考えていた矢先である。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・億単位の金を桜建物に出資しているとわかったら、税務署が眼をつける。
(出典:西村京太郎『極楽行最終列車』)
・ああいう性格だから、出資元の春子や篠原博士に相談などする筈はない。
(出典:もりたなるお『金星 相撲小説集』)
・つまり映画が失敗しても、その程度の出資額は戻ってくるのですよ。
(出典:早見裕司『メイド刑事2』)
・その土建会社社長の知己である乗松は、資本を出資していたようである。
(出典:姉小路祐『殺意の法廷』)
類語
・投資(とうし)
意味:利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・融資(ゆうし)
意味:資金を融通すること。また、その資金。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・インベストメント
意味:投資。出資。(出典:デジタル大辞泉)
・放資(ほうし)
意味:利益を見込んで資本を投じること。投資。(出典:デジタル大辞泉)
・給資(きゅうし)
意味:資本を出すこと。費用を出してやること。(出典:精選版 日本国語大辞典)