出不精
「土日は出不精になる」などのように使う「出不精」という言葉。
「出不精」は、音読みで「でぶしょう」と読みます。
「出不精」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「出不精」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
出不精の意味
「出不精」には次の意味があります。
・外出を面倒くさがること。また、そのさま。あるいは、そういう性格の人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「出不精」をわかりやすく言うと、外出を億劫に感じたり面倒くさがったりして家に居続けることや、そういう性質の人を指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・なぜこんな形式が好きかというと、私の出不精の性格のためのようだ。
(出典:星新一『きまぐれ暦』)
・ただ仕事をした結果とばかりは考えられないこの疲労が、一層彼を出不精にした。
(出典:夏目漱石『道草』)
・以前は、よく食事に出かけていたのに、急に出不精になったのか。
(出典:渡辺淳一『シャトウ ルージュ』)
・それに出不精になったのにもわけがあるんだ。
(出典:尾崎豊『堕天使達のレクイエム』)
・大体が、都会の楽な生活に慣れ切ってしまって、至って出不精な人間なのだ。
(出典:赤川次郎『魔女たちの長い眠り』)
類語
・ルーズ
意味:態度、行動がしまりのないさま。だらしがないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・タイプ
意味:型。型式。また、複数の物・人・事物について、ある類似性を持っていることによって分類された型。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ずぼら
意味:行動・性格がだらしのないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・野放図 (のほうず)
意味:人を人とも思わないずうずうしい態度。横柄なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自堕落 (じだらく)
意味:人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと。(出典:デジタル大辞泉)