処刑
「罪人を処刑する」などのように使う「処刑」という言葉。
「処刑」は、音読みで「しょけい」と読みます。
「処刑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「処刑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
処刑の意味
「処刑」には次の意味があります。
・刑に処すること。特に、死刑に処すること。(出典:デジタル大辞泉)
「処刑」をわかりやすく言うと「死刑にすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・王が処刑されるのを見ていたのは、ハジャシュ・トル将軍だけであった。(出典:リン・カーター『レムリアン・サーガ/ゾンガーシリーズ(全6巻) 2 ゾンガーと竜の都』)
・彼らは部隊から離れた少佐以上の高級の将校を処刑しているのだった。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)
・それではあなたさまには処刑されることがおわかりにならないんですの?
(出典:アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』)
・ダントンは処刑台に上がるまえに妻のことを思い出して動揺したという。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』)
・お父さんがティラン人に監禁されている以上、処刑は時間の問題である。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
類語
・懲罰 (ちょうばつ)
意味:こらしめのために罰を加えること。また、その罰。(出典:デジタル大辞泉)
・受刑 (じゅけい)
意味:判決によって刑を言い渡されること。また、刑の執行を受けること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・処分 (しょぶん)
意味:規則・規約を破った者を罰すること。処罰。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・制裁 (せいさい)
意味:法律や規則、また慣習・伝統などの社会的規範に背いた者に対して加えられるこらしめや罰。また、そうした懲罰を加えること。(出典:デジタル大辞泉)
・実刑 (じっけい)
意味:執行猶予が付かず、実際に執行を受ける刑罰。(出典:精選版 日本国語大辞典)