凄まじい
「凄まじい早さ」などのように使う「凄まじい」という言葉。
「凄まじい」は、訓読みで「すさまじい」と読みます。
「凄まじい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「凄まじい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
凄まじいの意味
「凄まじい」には次の意味があります。
・程度がはなはだしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
1.恐ろしい、ものすごい 2.驚くほど激しい 3.あきれるほどひどいといった感情や程度の意味があります。多くではものすごい恐ろしいの意味で使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私が一歩前に踏み出すと同時に、彼は凄すさまじい勢いで私に向かって来る。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)
・そこを信じられないほど巨おおきい飛行機が凄まじい速さで通りすぎたのだ。
(出典:大江健三郎『死者の奢り・飼育』)
・まるで、彼だけが違う時間流のなかにいるかのような凄まじい反応だった。
(出典:九里史生『SAO-Web-2』)
・地下深くの基底部から、塔の内部を凄まじい圧力の塊が駆け昇っていく。
(出典:ベニー松山『終末をもたらす者 (Sa・Ga FrontierII)』)
・その形相の物凄さは、これまで彼が見た死体のどれよりも凄まじかった。
(出典:斎藤栄『まぼろしの完全犯罪』)
類語
・凄惨(せいさん)
意味:目をそむけたくなるほどいたましいこと。ひどくむごたらしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・物凄い(ものすごい)
意味:並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。(出典:デジタル大辞泉)
・べらぼう
意味:程度がひどいこと。はなはだしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・無茶苦茶(むちゃくちゃ)
意味:程度が並はずれてはなはだしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・烈烈(れつれつ)
意味:勢いが激しくさかんなさま。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )