冠婚葬祭
「冠婚葬祭のマナー」などのように使う「冠婚葬祭」という言葉。
「冠婚葬祭」は、音読みで「かんこんそうさい」と読みます。
「冠婚葬祭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「冠婚葬祭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
冠婚葬祭の意味
「冠婚葬祭」には次の意味があります。
・日本古来の四大礼式、元服・婚礼・葬式・祖先の祭礼のこと。また、一般に、慶弔の儀式。(出典:デジタル大辞泉)
もともとは四大礼式のことをいいましたが、現代では成人式・結婚式・葬式などの通過儀礼や年中行事的な祭事のことを指す言葉として使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これまで冠婚葬祭はなるべく外さないようにしてやってきた。
(出典:高橋克彦『前世の記憶』)
・全行員の身に何かあれば、冠婚葬祭も含めて総務部の担当になる。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)
・冠婚葬祭を軽んずる様で人間出世は出来ぬという信念をもっている。
(出典:織田作之助『俗臭』)
・労働や冠婚葬祭よりもむしろ遊びのなかで、山村の共同体が保たれているのではないかと私には思える。
(出典:高田宏『木に会う』)
・昔はどんな村にでも組合制度があつて、冠婚葬祭等を協同でやつたものであります。
(出典:石川三四郎『農民自治の理論と実際』)
類語
・式典(しきてん)
意味:祝賀・記念などを一定の形式に従って行う行事。(出典:デジタル大辞泉)
・儀式(ぎしき)
意味: 一定の作法・形式にのっとって行われる行事。 (出典:大辞林 第三版)
・大礼(たいれい)
意味:人の一生の中で最も重要な礼式。(出典:デジタル大辞泉)
・行事(ぎょうじ)
意味:一定の日を決めて行う儀式や催し。(出典:大辞林 第三版)
・祝典(しゅくてん)
意味:祝いのための式典。(出典:精選版 日本国語大辞典)