円滑
「円滑な会議」などのように使う「円滑」という言葉。
「円滑」は、音読みで「えんかつ」と読みます。
「円滑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「円滑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
円滑の意味
「円滑」には次の意味があります。
・物事が滞らず、すらすら運ぶこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
人間関係などで角が立たなかったり、物事がすらすらと運ぶことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・少なくとも統制政策が円滑に成功するためには当然そうなくてはならぬ。
(出典:戸坂潤『現代日本の思想対立』)
・組織を円滑に運営していくためには欠くことのできないタイプともいえる。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・融通の利かぬ偏屈者でな、同僚との間も円滑には行かなかったようじゃ。
(出典:松本清張『かげろう絵図(上)』)
・それでは、人と人とのつながりを円滑にするうえにおいて何が大事か。
(出典:塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』)
・この書物の貸借関係というものが中々円滑に行きにくいものと見える。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)
類語
・スムーズ
意味:物事が支障なく滑らかに運ぶさま。(出典:デジタル大辞泉)
・流暢(りゅうちょう)
意味:言葉が滑らかに出てよどみないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・快調(かいちょう)
意味:すばらしく物事の調子がよいこと。思うように事が運ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・順調(じゅんちょう)
意味:物事が調子よく運ぶこと。とどこおりなくはかどること。(出典:デジタル大辞泉)
・滑らか(なめらか)
意味:すべすべしているさま。なめらか。(出典:デジタル大辞泉)