共産党
「中国共産党」などのように使う「共産党」という言葉。
「共産党」は、音読みで「きょうさんとう」と読みます。
「共産党」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「共産党」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
共産党の意味
「共産党」には次の意味があります。
・マルクスの唱えた学説を信条とし、共産主義社会の実現を目標とする政党。（出典：デジタル大辞泉）
わかりやすく言うと「個人の私有財産を否定し、社会全体の共有財産によって、平等な社会を実現しようとする政党」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・日本共産党にしても日本政治の全体的な構想を考えていないと思われる。
（出典：坂口安吾『スポーツ・文学・政治』）
・もう昔のことになってしまったが、日本共産党に伊藤律という人が居た。
（出典：佐野洋子『神も仏もありませぬ』）
・が、この意見は意外にもフランスの共産党によって非常な共鳴を受けた。
（出典：丘丘十郎『地球発狂事件』）
・仮りに共産党の世の中になったからって、それでどうだって言うんです。
（出典：半村良『軍靴の響き』）
・そうかと云って彼は有りふれの社会主義者でもなければ共産党でもない。
（出典：寺田寅彦『アインシュタイン』）
・お前の仲間が殺しておきながら警察が殺したんだといって共産党は宣伝している。
（出典：宮本百合子『それに偽りがないならば』）
・そこで共産党が盛んになるためには国民を貧乏にしておくことが必要になる。
（出典：永井隆『この子を残して』）
・昭和二十四年といえば、共産党勢力が有力に日本に繁昌した頃である。
（出典：松本清張『日本の黒い霧(上)』）
