共有
「情報を共有する」などのように使う「共有」という言葉。
「共有」は、音読みで「きょうゆう」と読みます。
「共有」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「共有」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
共有の意味
「共有」には次の意味があります。
・一つの物を二人以上が共同で持つこと。(出典:デジタル大辞泉)
共同で持つことを言いますが、物だけではなく事柄についても使います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この幸福はある程度までドイツやイギリスでも共有されているものである。
(出典:スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』)
・そこでは形式知の移転や共有には情報技術が盛んに用いられるでしょう。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
・そのようにして私たちは、無数の地点を、無数の人と共有するのである。
(出典:石原吉郎『望郷と海』)
・だが、何十億人もの外規格化がひとつの宇宙を共有することは不可能だ。
(出典:山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』)
・そして大人の女は、自分が共有した時間や、相手に対しても責任を持つ。
(出典:森瑤子『非常識の美学』)
類語
・分担(ぶんたん)
意味:仕事などを分けて受け持つこと。分けて負担すること。(出典:デジタル大辞泉)
・頒つ(あかつ)
意味:分かち配る。あちこちに割り当てる。(出典:デジタル大辞泉)
・配当(はいとう)
意味:割り当てて配ること。配分すること。(出典:デジタル大辞泉)
・配分(はいぶん)
意味:割り当てて配ること。分配。(出典:デジタル大辞泉)
・分配(ぶんぱい)
意味: 分けて配ること。配分。(出典:デジタル大辞泉)