共存
「共栄共存」などのように使う「共存」という言葉。
「共存」は、音読みで「きょうぞん」と読みます。
「共存」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「共存」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
共存の意味
「共存」には次の意味があります。
・二つ以上のものが同時に生存・存在すること。（出典：デジタル大辞泉）
「共存」という言葉をわかりやすく言うと、「両方存在する状態」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大体が、生きるというそのこと自体が不安との共存なのではあるまいか?
（出典：眉村卓『不定期エスパー5』）
・たとえ彼の肉体が回復しても、彼の内部には死が共存していることを知る。彼は死と共に生きている。
（出典：福永武彦『第一随筆集 別れの歌』）
・でもこいつらは話が通じないし、俺たちの経済的な事情とは共存できない。
（出典：林亮介『和風Wizardry純情派 2』）
・つまり軍隊組織と民主組織とが共存していたといった程度であったようだ。
（出典：御田重宝『シベリア抑留』）
・それに健康のために体操を五年ほど続け、彼の中ではそれが共存し得た。
（出典：富野由悠季『機動戦士ガンダムIII』）
類語
・併存（へいぞん）
意味：二つまたはそれ以上のものが同時に存在すること。（出典：デジタル大辞泉）
・同居（どうきょ）
意味：本来あるはずでないものがともに存在すること。（出典：デジタル大辞泉）
・両立（りょうりつ）
意味：二つの物事が同時に支障なく成り立つこと。（出典：デジタル大辞泉）
・並立（へいりつ）
意味：二つ以上のものが並んで立つこと。また、同時に存在すること。（出典：デジタル大辞泉）
・連立（れんりつ）
意味：二つ以上のものが並び立つこと。（出典：デジタル大辞泉）
