公約
「公約違反」などのように使う「公約」という言葉。
「公約」は、音読みで「こうやく」と読みます。
「公約」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「公約」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
公約の意味
「公約」には次の意味があります。
・公開の場で、また公衆に対して約束すること。特に、選挙のときに政党や立候補者などが、公衆に対して政策などの実行を約束すること。また、その約束。（出典：デジタル大辞泉）
「公約」という言葉をわかりやすく言うと、「民衆に対して約束すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それもあったろうし、四千万の目のまえで公約した責任感もあったろう。
（出典：天藤真『大誘拐』）
・個人財産尊重の公約はまもられ、そのため抵抗が少なかったともいえた。
（出典：星新一『なりそこない王子』）
・一九八八年、ブッシュ候補は決して増税をしないと公約して当選した。
（出典：阿川尚之『アメリカが嫌いですか』）
・明らかに実現不可能な公約を掲げてる候補者っています、はははは。
（出典：竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』）
・公約によって、自分をやらざるをえない立場へ追い込むためである。
（出典：公約によって、自分をやらざるをえない立場へ追い込むためである。）
類語
・協定（きょうてい）
意味：紛争・競争などを避けるため、協議して取り決めをすること。また、その事柄。（出典：デジタル大辞泉）
・約束（やくそく）
意味：ある社会や組織で、守るように定めたきまり。（出典：デジタル大辞泉）
・条約（じょうやく）
意味：国家間または国家と国際機関との間の文書による合意。協約・規約・憲章・協定・取り決め・宣言・覚書・議定書などの名称が用いられることもある。日本では、内閣が条約の締結権を有するが、事前または事後に国会の承認を得なければならない。（出典：デジタル大辞泉）
・約定（やくじょう）
意味：約束してきめること。とりきめを交わすこと。（出典：デジタル大辞泉）
・契約（けいやく）
意味：約束を取り交わすこと。また、その約束。（出典：デジタル大辞泉）
