入試
「高校入試」などのように使う「入試」という言葉。
「入試(にゅうし)」は、「入学試験」の略語です。
「入試」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「入試」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
入試の意味
「入試」には次の意味があります。
・一定の入学者を選ぶために入学志願者に対して行う試験。(出典:デジタル大辞泉)
「高校入試」で「高校の入学者を選ぶために入学志願者に対して行う試験」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・入試の少し前に、数学の先生が、関連のない変った問題を出した。
(出典:星新一『きまぐれ遊歩道』)
・この学校には入試も進級試験もないから、出入りがまったく自由なのである。
(出典:開高健『青い月曜日』)
・このような入試に対応するための教育は、知識の詰め込みなどと言われている。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(下)』)
・この高校では、入試のときの成績が上位にあった者たちで構成されたクラスがある。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女1』)
・ついに入試に失敗したことについては父も兄も何も言わなかった。
(出典:光瀬龍『復讐の道標』)
類語
・受験(じゅけん)
意味:検査や検定などを受けること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・試験(しけん)
意味:問題を出して解答させ、理解の程度をしらべ、学業・技術の優劣、また、及落・採否などを決めること。考査。エクザミネーション。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・考査(こうさ)
意味:学校などで、生徒の学力を試験すること。また、その試験。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・試問(しもん)
意味:ためしに問うこと。知識などを質問して試験すること。また、その問題。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・テスト
意味:学力や、知能、能力などを知るための試験。検査。また、その試験をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)