スポンサーリンク

先輩とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

先輩

「学校の先輩」などのように使う「先輩」という言葉。

「先輩」は、音読みで「せんぱい」と読みます。

「先輩」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「先輩」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

先輩の意味

「先輩」には次の二つの意味があります。

1学問・技芸・経験・年齢・地位などが自分より上の人。
2前任者(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

先輩の意味①「学問・技芸・経験・年齢・地位などが自分より上の人。」

「先輩」の一つ目の意味は「学問・技芸・経験・年齢・地位などが自分より上の人。」です。

 特別に、自分の人生や価値観において良い影響を受けた年上の人を言います。尊敬の気持ちと親しみを込めて呼ぶ事もあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

先輩の意見を聞くことが有益であるのは何よりもこの点についてである。
(出典:三木清『如何に読書すべきか』)

・そして国学諸先輩の発見した新しいいにしえをさらに発見して行かねばならない。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)

・だが、わたしも二人の先輩が歩いた知識の道を、熱心にたどって行った。
(出典:シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(下)』)

先輩の中で、われわれの兎も角承認したのは黒田清輝氏ただ一人である。
(出典:高村光太郎『ヒウザン会とパンの会』)

類語

先生せんせい
意味:学芸に長じた人。学者。(出典:精選版 日本国語大辞典)

師匠ししょう
意味:学問、芸術または武芸などを教える人。先生。(出典:精選版 日本国語大辞典)

指南役しなんやく
意味:物事を指南する役。(出典:デジタル大辞泉)

師父しふ
意味:父のように敬い親しむ師。(出典:デジタル大辞泉)

先輩の意味②「前任者」

「先輩」の二つ目の意味は「前任者」です。

 自分が業務や作業を受け継ぐ相手を言います。この場合は年齢は自分よりも下のことがあります。受け継ぐ仕事内容が自分よりも長く携わっている経験にたいして目上のような表現をします。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私は先輩友人に教へられて、江戸時代の海外關係史のそれこれを讀んだ。
(出典:徳永直『光をかかぐる人々』)

・私はだから時間より前に教室に入ってこれらの先輩と一緒に待っていた。
(出典:きだ・みのる『道徳を否む者』)

・アリストテレスを彼に学んだという点からも、彼は私の先輩なのである。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)

・一高に入学した私は、そこに中学の先輩というものを全くもたなかった。
(出典:三木清『読書遍歴』)

類語

学兄がっけい
意味:学問上の友人に対する敬称。(出典:デジタル大辞泉)

上長じょうちょう
意味: 年齢や地位などが上であること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

先達せんだつ
意味: 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

上役うわやく
意味:役職が自分よりも上位にある人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

タイトルとURLをコピーしました