優位
「圧倒的優位に立つ」などのように使う「優位」という言葉。
「優位」は、音読みで「ゆうい」と読みます。
「優位」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「優位」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
優位の意味
「優位」には次の意味があります。
・位置・地位などが他よりまさること。また、そのさまや、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
「優位」という言葉をわかりやすく言うと、「相手より有利な立場にある」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人数はともかくとして、武器の点ではこちらがはっきりと優位であった。
(出典:眉村卓『不定期エスパー7』)
・互いに満タンの銃を向け合っている以上、何の優位もないはずなのにだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編』)
・金を払ったからといって必ずしも優位に立てるわけでもないらしいのだ。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)
・これは、どちらかが優位に立てば解決する問題だと思えないのですよ。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
・だがこの階級の歴史的優位はそれだけでは今の場合まだ何物でもない。
(出典:戸坂潤『イデオロギー概論』)
類語
・上位(じょうい)
意味:順位・地位・位置が上であること。(出典:デジタル大辞泉)
・優越(ゆうえつ)
意味:他よりすぐれていること。他より大きな権限を持つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・高位(こうい)
意味:他よりすぐれていること。他より大きな権限を持つこと。(出典:)
・有利(ゆうり)
意味:利益のあること。利益を望めること。他よりも条件や状態がよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・上席(じょうせき)
意味:階級・等級や席次が上位であること。(出典:デジタル大辞泉)