借金
「借金を返済する」などのように使う「借金」という言葉。
「借金」は、音読みで「しゃっきん」と読みます。
「借金」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「借金」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
借金の意味
「借金」には次の意味があります。
・金銭を借りること。また、借りた金銭。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「借金」とは、債務の一種です。また、債務との違いは、物品の引き渡しなどは含まずお金を借りることのみを意味するという点です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・明日は出発の予定だつたが、彼はまだ兄に借金を申込む機会がなかつた。
(出典:原民喜『永遠のみどり』)
・私の聞いたところでは、この一家はおかみに借金しているのだそうです。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』)
・旦那さまがその借金のかたにあんたを連れて行かせるちゅう法はねえだ。
(出典:ストウ/山屋三郎,大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(上)』)
・今日ある年齢に達している知識人の何割かは親の借金で教育を受けている。
(出典:宮本百合子『全体主義への吟味』)
・相当な額になっていた借金は、姉に貰ったお金で返済することができた。
(出典:佐野良二『闇の力』)
類語
・負債(ふさい)
意味:他から金銭や物を借り、返済の義務を負うこと。また、その借りたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・借り入れる(かりいれる)
意味:金や品物を借りる。(出典:デジタル大辞泉)
・借財(しゃくざい)
意味:金を借りること。また、借りている金。(出典:デジタル大辞泉)
・借用(しゃくよう)
意味:借りて使うこと。使うために借りること。(出典:デジタル大辞泉)
・賃借(ちんしゃく)
意味:相手方に賃料を支払い、物を借りること。(出典:デジタル大辞泉)