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借りてきた猫とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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借りてきた猫

「借りてきた猫のように大人しい」などのように使う「借りてきた猫」という言葉。

「借りてきた猫」は、「かりてきたねこ」と読みます。

「借りてきた猫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「借りてきた猫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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借りてきた猫の意味

「借りてきた猫」には次の意味があります。

ふだんと違って、非常におとなしいありさまの形容。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、いつもの威勢がいい様子とは違って、おとなしく内気になっている様子を表しています。
この言葉の由来は、家に住み着いたねずみを追い払うのに天敵である猫を借りてきたけれども、環境の変化に弱い猫は、自分の縄張り以外のところに連れて来られてたことで縮こまってしまい全然役に立たなかった、ということを表していると言われています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・君は彼女の前だと借りてきた猫みたいだな。

・人見知りが激しいので、知らない人の前では借りてきた猫みたいに大人しくなってしまう。

・弟は、学校では借りてきた猫のように大人しくしているらしい。

・知らない所だと借りてきた猫のようになってしまうので、いざというとき彼は役に立たない。

・祖父が怖いのか、従兄は祖父の前では借りてきた猫のようだった。

類語

猫を被る(ねこをかぶる)
意味:本性をかくしておとなしそうに見せる。また、知っていながら知らないふりをする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

蒟蒻閻魔(こんにゃくえんま)
意味:人前ではぶるぶる震えて弱く、内で威をふるう人。内弁慶。(出典:精選版 日本国語大辞典)

内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう)
意味:家の中ではいばりちらすが、外では気が小さくおとなしいこと。また、そのさまや、そういう人。(出典:)

内弁慶の外味噌(うちべんけいのそとみそ)
意味:家の中ではいばるが外に出るといくじがないこと。(出典:ことわざを知る辞典)

炬燵弁慶(こたつべんけい)
意味:外に出ればいくじがないが、家の中ではえらそうにふるまう人。内弁慶。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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