修復
「絵画を修復する」などのように使う「修復」という言葉。
「修復」は、音読みで「しゅうふく」と読みます。
「修復」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「修復」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
修復の意味
「修復」には次の意味があります。
・建造物などの、傷んだ箇所を直して、もとのようにすること。(出典:デジタル大辞泉)
修復をわかりやすく言うと「修繕して以前の姿に戻すこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・橋はすでに一部が修復されていたので、向こう岸にわたることはできた。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 15 竜とイルカたち』)
・土蔵の穴は昨日のうちに修復して、ちょいと見は何の変化もありません。
(出典:野村胡堂『銭形平次捕物控』)
・一旦こじれてしまった人の感情を修復するのは容易なことではありません。
(出典:楡周平『マリア・プロジェクト』)
・やはり傷みきった情報を完全に修復するのは望むべくもないのだろうか。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・それに行っても修復中で中を見ることができないのではないかという気もした。
(出典:柏原兵三『徳山道助の帰郷』)
類語
・修造(しゅうぞう)
意味:建物などを直しつくろうこと。修理、造営すること。修復。しゅうぞう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・手入れ(ていれ)
意味:よい状態を保つために、整備・補修などをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・改修(かいしゅう)
意味:悪いところを改め作りなおすこと。手を入れて作りなおし、よくすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・補修(ほしゅう)
意味:いたんだ部分を補いつくろうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・修繕(しゅうぜん)
意味:損じたり悪くなったりしたところをつくろいなおすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)