保管
「預かったものを大切に保管する」などのように使う「保管」という言葉。
「保管」は、音読みで「ほかん」と読みます。
「保管」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「保管」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
保管の意味
「保管」には次の意味があります。
・物品を預かって、傷つけたり失ったりしないように保存・管理すること。(出典:デジタル大辞泉)
「保管」という言葉をわかりやすく言うと、「大切に管理すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あまり汚れていないのは、所属部隊毎に一轄して保管されていたからだ。
(出典:帚木蓬生『受精』)
・もう主人はいないというのに、親父の部屋は昔のままで保管されている。
(出典:奈須きのこ『月姫 翡翠 true』)
・生徒隊士官で最高の地位にある者が必要とする当直表を保管することだ。
(出典:ハインライン『愛に時間を1』)
・それも本物は警察が保管しており、わたしが読んだものはコピーだった。
(出典:乙一『失踪HOLIDAY』)
・こんなものをこれ以上保管しておく意味があるのだろうかとわたしは思った。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 11 ネリルカ物語』)
類語
・保存(ほぞん)
意味:そのままの状態に保っておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・温存(おんぞん)
意味:大切に保存すること。使わずにしまっておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・管理(かんり)
意味:事が円滑に運ぶよう、事務を処理し、設備などを保存維持していくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・維持(いじ)
意味:物事の状態をそのまま保ちつづけること。(出典:デジタル大辞泉)
・管財(かんざい)
意味:財産を管理すること。(出典:デジタル大辞泉)