俊英
「学内一の俊英」などのように使う「俊英」という言葉。
「俊英」は、音読みで「しゅんえい」と読みます。
「俊英」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「俊英」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
俊英の意味
「俊英」には次の意味があります。
・学問・才能などが人より秀でていること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
「頭脳などがひときわ優れている」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・入学したときに俊英だと言われる者ほど、のちに伸び悩んで脱落することが多い。
(出典:小野不由美『十二国記 10 華胥の幽夢+漂舶』)
・留学した俊英たちが次々にテクノクラートとして帰って来るとその人たちが明治政府の要職につく。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・両者ともに、この時代にあっては、日本で最高水準の論理的思考のできる俊英であった。
(出典:橋本克彦『日本鉄道物語』)
・とにかく、色と光りの記述なら、現代小説の俊英ル・クレジオより、こちらのニュートンの方が優れているのではないかと思う。
(出典:秋山駿『人生の検証』)
・しかも一子武田勝頼の俊英は、信玄以上という評さえある。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)
類語
・秀才(しゅうさい)
意味:非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
・俊秀(しゅんしゅう)
意味:才能などが他の人より特にすぐれていること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逸材(いつざい)
意味:人並み以上にすぐれた才能。また、その人物。(出典:デジタル大辞泉)
・俊才(しゅんさい)
意味:並みはずれてすぐれた才能。また、その持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
・異才(いさい)
意味:人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。(出典:精選版 日本国語大辞典)