係累
「係累の面倒をみる」などのように使う「係累」という言葉。
「係累」は、音読みで「けいるい」と読みます。
「係累」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「係累」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
係累の意味
「係累」には次の意味があります。
・面倒を見なければならない親・妻子など。(出典:デジタル大辞泉)
元の意味は「繋ぎ止めるもの」という意味で、そこから「面倒を見なければならない家族」という意味で使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私の唯一の係累である彼は、幼いときに両親を亡くした私の恩人だった。(出典:藤原伊織『テロリストのパラソル』)
・彼はかつては敵であった死者になり替わって遺された係累の面倒まで見る。(出典:田口ランディ『ハーモニーの幸せ』)
・死の代償として守るべき肉親や係累を持たなかったものは、どうであろうか。(出典:吉田満『鎮魂戦艦大和(上)』)
・母親以外にはこの町には係累はないし、旅に出てしまうさまたげになる人間もいないのだった。(出典:フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』)
・係累はおろか家族構成も不明、親の職業も会社員という以外の詳細は不明。(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 4 九校戦編 <下>』)
類語
・家族(かぞく)
意味:夫婦とその血縁関係者を中心に構成され、共同生活の単位となる集団。(出典:デジタル大辞泉)
・身内(みうち)
意味:ごく親しい血縁関係にある人。家族。親類。(出典:デジタル大辞泉)
・身寄り(みより)
意味:身を寄せるところ。親類・縁者。(出典:デジタル大辞泉)
・親子(おやこ)
意味:親と子。(出典:デジタル大辞泉)
・妻子(さいし)
意味:妻と子。(出典:デジタル大辞泉)