侵攻
「敵地に侵攻する」などのように使う「侵攻」という言葉。
「侵攻」は、音読みで「しんこう」と読みます。
「侵攻」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「侵攻」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
侵攻の意味
「侵攻」には次の意味があります。
・敵地に侵入して攻めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「侵攻」をわかりやすく言うと「他の国や領地に攻め込むこと。」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・できれば数キロ侵攻したところで一気に集中起用したいと考えています。
(出典:池上司『八月十五日の開戦』)
・ポーランドへの侵攻作戦の開始をまさにその日に予定しているからである。
(出典:半藤一利『ノモンハンの夏』)
・あの突然のソ連の侵攻に、もしかしたら戦死したかも知れないとも思う。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)
・惑星間侵攻作戦はあのような短時間で組織できるものではありません。
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
・こうしているあいだにも、魔族の侵攻は幻界じゅうに広がっているのだ。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー-下巻』)
類語
・侵略(しんりゃく)
意味:他国に攻め入って土地や財物を奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・侵犯(しんぱん)
意味:他国の領土や権利などを不法に侵すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・侵入(しんにゅう)
意味:他の領分を侵して強引に入り込むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・侵襲(しんしゅう)
意味:侵入し、襲うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・侵寇(しんこう)
意味:敵地に侵入して、害を与えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)