供与
「無償で供与する」などのように使う「供与」という言葉。
「供与」は、音読みで「きょうよ」と読みます。
「供与」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「供与」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
供与の意味
「供与」には次の意味があります。
・相手が欲する物品・利益などを与えること。(出典:デジタル大辞泉)
「供与」をわかりやすく言うと、相手が望んでいる物やプラスになるものを提供することです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・供与といい、命令といい、財団がTERRAへの支配を強めようとしている。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン第3巻』)
・すぐれた供与と最近では高度の医療をも受けている。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 2 地球人捕虜収容所』)
・つまり地球撲滅軍が誇る先端科学を、技術供与してくれるのかな?
(出典:西尾維新『伝説シリーズ 5 悲業伝』)
・そのため、ラウの国からオーラバトラーの供与を受けざるを得なかったのである。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 8 マシン増殖』)
・世界中の研究機関からEve1を供与してほしいという手紙が届くだろう。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
類語
・供給(きょうきゅう)
意味:必要に応じて、物を与えること。(出典:デジタル大辞泉)
・提供(ていきょう)
意味:金品・技能などを相手に役立ててもらうために差し出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・支給(しきゅう)
意味:金銭・物品を、給与・給付として払い渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・給付(きゅうふ)
意味:金品を支給・交付すること。(出典:デジタル大辞泉)
・下付(かふ)
意味:金品・書類などを役所から下げ渡すこと。(出典:デジタル大辞泉)