伸長
「売上が伸長する」などのように使う「伸長」という言葉。
「伸長」は、音読みで「しんちょう」と読みます。
「伸長」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「伸長」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
伸長の意味
「伸長」には次の意味があります。
・長さや力などが伸びること。また、伸ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「伸長」をわかりやすくいうと、何かが長くなったり力がついたりすること、という意味です。
伸ばすという意味でも使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・他人の考えの筋道を辿るにはあまりに自己の特徴が著しく伸長しすぎていたからである。
(出典:中島敦『悟浄出世』)
・あきらかな同族意識をもった民族が勢力を伸長していた。
(出典:R・E・ハワード『冒険者コナン』)
・一日の草丈伸長速度が十センチ、その長さは実に三メートルに達する。
(出典:山田正紀『宝石泥棒』)
・近年の業績伸長にしても、貿易を中心とする商業によるのである。
(出典:眉村卓『不定期エスパー1』)
・怪物はもっと頭上の、はるか遠い遠いところまで全身を伸長させていたのだ!
(出典:荒俣宏『帝都物語4』)
類語
・伸ばす(のばす)
意味:空間的に長さを増したり、広さを大きくしたりする。(出典:デジタル大辞泉)
・広まる(ひろまる)
意味:広く行きわたる。また、普及する。(出典:デジタル大辞泉)
・開展(かいてん)
意味:のびひろがること。また、くりひろげること。ひろげてみせること。展開。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・引伸(ひきのばす)
意味:引っぱって長くする。引っぱってひろげる。大きくする。ひきのぶ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・増崇(ぞうすう)
意味:分量・金額などがふえること。(出典:デジタル大辞泉)