伝票
「売上伝票」などのように使う「伝票」という言葉。
「伝票」は、音読みで「でんぴょう」と読みます。
「伝票」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「伝票」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
伝票の意味
「伝票」には次の意味があります。
・銀行・会社・商店などで取引の要件を記載する紙片。(出典:精選版 日本国語大辞典)
取引内容や金額などを記入するための一定の様式の小さな紙のことを言います。
取引の記録を保存し、伝達するために利用されます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・伝票を取り上げて立ち上がったときに、ふと思ったことを質問してみた。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・まさか社長が伝票を切ったり、コピーを取ったりするわけにもいくまい。
(出典:赤川次郎『女社長に乾杯!』)
・まさか伝票を持って出るのを忘れて配達に行ってしまったのだろうか。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・伝票に残った三人も、連中は、危険とみて、消してしまうかも知れない。
(出典:西村京太郎『十津川警部・怒りの追跡(下)』)
・それに、出納箱や伝票箱を使っとる銀行がどこにあるか、わしは知らん。
(出典:小林信彦『紳士同盟』)
類語
・領収証(りょうしゅうしょう)
意味:金銭を受け取ったしるしに出す書き付け。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・証紙(しょうし)
意味:一定の事項を証明するために行政機関などが発行する紙片。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・台帳(だいちょう)
意味:ある物事の基礎的な事実を記載しておく帳簿。(出典:デジタル大辞泉)
・出納帳(すいとうちょう)
意味:入出金を記した帳簿のこと。(出典:会計用語キーワード辞典)
・証票(しょうひょう)
意味:証明のふだ。証拠となる書きつけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)