仕草
「何気ない仕草」などのように使う「仕草」という言葉。
「仕草」は、重箱読みで「しぐさ」と読みます。
「仕草」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「仕草」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
仕草の意味
「仕草」には次の意味があります。
・何かをするときのちょっとした動作や身のこなし。(出典:デジタル大辞泉)
「仕草」は「仕種」と書くこともあります。
また、特に「舞台上の俳優の動作」という意味で使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相手の仕草や表情から、男性の心のすべてを読みとってしまうのです。
(出典:岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』)
・片手で円を描くような奇妙な仕草をして見せた。
(出典:エディングス『エレニア記2 水晶の秘術』)
・その仕草になんとなく、何かを隠しているようなものを、源義は感じた。
(出典:井沢元彦『GEN 『源氏物語』秘録』)
・芝居がかった仕草の彼女を前にして、私はますます緊張した。
(出典:家田荘子『極道の妻たち』)
・彼女の楽しさが即ち男を喜ばす言葉や仕草となって現われるのであった。
(出典:菊池寛『貞操問答』)
類語
・身振り(みぶり)
意味:感情や意志を伝えるためのからだの動き。しぐさ。ゼスチャー。(出典:デジタル大辞泉)
・手振り(てぶり)
意味:手を振ること。手を動かすこと。また、その手つき。(出典:デジタル大辞泉)
・振り(ふり)
意味:人の振る舞い。しぐさ。また、なりふり。(出典:デジタル大辞泉)
・ポーズ
意味:わざとらしい気取った態度。また、見せかけだけの態度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ジェスチャー
意味:身振り。手振り。しぐさ。(出典:デジタル大辞泉)