今後
「今後気を付けます」などのように使う「今後」という言葉。
「今後」は、音読みで「こんご」と読みます。
「今後」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「今後」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
今後の意味
「今後」には次の意味があります。
・今から後。これから先。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「今後」は、「今現在より後」を意味する言葉です。
「以後」と同じ意味です。
「今後十年以内」で「今現在から十年以内」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・コルヴィ人のデータにより、今後十年以内に、銀河系間旅行が可能になる。
(出典:アン・マキャフリー『歌う船』)
・今後もあることだから、この一事は明確にする必要があると私は思う。
(出典:坂口安吾『ヤミ論語』)
・今後の映画の問題はここにあるのではないかと、私は思っている。
(出典:織田作之助『四つの都』)
・今後再び私達は、ああいう素朴な飾りのある家を見る事は出来ないだろう。
(出典:宮島資夫『四谷、赤坂』)
・その夜、家の外に何がいたのかは今後とも知りえない。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『天涯から来たる色』)
類語
・未来(みらい)
意味:現在のあとに来る時。これから来る時。将来。(出典:デジタル大辞泉)
・将来(しょうらい)
意味:れから先。未来。前途。(出典:デジタル大辞泉)
・行く末(ゆくすえ)
意味:これから先のなりゆき。前途。将来。(出典:デジタル大辞泉)
・先行き(さきゆき)
意味:今後の成り行き。将来の見通し。(出典:デジタル大辞泉)
・後来(こうらい)
意味:こののち。行く末。将来。(出典:デジタル大辞泉)