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仁愛とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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仁愛

「仁愛の心で接する」などのように使う「仁愛」という言葉。

「仁愛」は、音読みで「じんあい」と読みます。

「仁愛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「仁愛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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仁愛の意味

「仁愛」には次の意味があります。

情け深い心で人を思いやること。いつくしむこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、他者を思いやり、愛情を注いだりかわいがったりして大切にすることです。
「仁」とは、儒教における最高の徳を表し、「他者を愛し思いやる」ことを意味します。
「愛」にも、「愛する」「慈しむ」「かわいがる」といった意味があることから、「仁愛」は似た意味の言葉が重なってできた2字熟語ということになります。
「仁」という漢字が儒教に関係が深いこともあり、中国古典によく登場します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・玄徳の仁愛な心はよく分っているが、そのため、敵の殲滅に会っては、なんの意味もないことになる。
(出典:吉川英治『三国志』)

・今こそ、明君の仁愛のもとにやすらかに暮らそうと思っている。
(出典:バットゥータ/前嶋信次訳『三大陸周遊記』)

・サー・ウィリアムがその犠牲の縁者どもからかくも切に慕われるのは、この果断と仁愛の結合によってであった。
(出典:ウルフ/大澤実訳『ダロウェイ夫人』)

・「戦陣においては最も勇猛果敢に敵にあたるが、戦いおわれば一切の怨みを忘れて仁愛の情あるべきである」 との心意気からであろう。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(下)』)

・儒教の最高の徳目である仁愛を家康の徳として、これを謳歌讃美するにつとめたのは当然である。
(出典:海音寺潮五郎『江戸城大奥列伝』)

類語

仁慈(じんじ)
意味:思いやりがあって情け深いこと。(出典:デジタル大辞泉)

慈愛(じあい)
意味:親が子供をいつくしみ、かわいがるような、深い愛情。(出典:デジタル大辞泉)

情愛(じょうあい)
意味:いつくしみ愛する気持ち。深く愛する心。なさけ。愛情。(出典:デジタル大辞泉)

恩愛(おんあい)
意味:めぐみいつくしむ心。情愛。おんない。(出典:精選版 日本国語大辞典)

仁恵(じんけい)
意味:思いやりの心と、恵み。(出典:デジタル大辞泉)

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