交際
「健全な交際」などのように使う「交際」という言葉。
「交際」は、音読みで「こうさい」と読みます。
「交際」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「交際」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
交際の意味
「交際」には次の意味があります。
・人と人、また、国と国とが互いにつきあうこと。交わり。つきあい。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「交際」をわかりやすく言うと「国や人どうしのつきあい」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・中には、世間並の交際などは出来ない者として噂する者さえありました。
(出典:宮本百合子『唖娘スバー』)
・個人的な交際がなくては、公けの生活も味気なくてやりきれませんよ。
(出典:ディケンズ/青木雄造,小池滋訳『荒涼館』)
・それで何ひとつ不足はなかったはずだが、人との交際だけが欠けていた。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
・それが機会となって、魚戸と僕は再び地球の上での交際をとり戻した。
(出典:海野十三『宇宙尖兵』)
・父は交際家だけあって、こういう妙な話をたくさん頭の中にしまっていた。
(出典:夏目漱石『行人』)
類語
・親交(しんこう)
意味:親しく交わること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親睦(しんぼく)
意味:互いに親しみ合い、仲よくすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・国交(こっこう)
意味:国と国とのまじわり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・交友(こうゆう)
意味:友と交わること。友だちづきあいをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・交流(こうりゅう)
意味:異なる地域、組織の間で人や物事が互いに行き来すること。行き来して付き合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)