事案
「事案の発生」などのように使う「事案」という言葉。
「事案」は、音読みで「じあん」と読みます。
「事案」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「事案」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
事案の意味
「事案」には次の意味があります。
・問題になっている事柄。（出典：デジタル大辞泉）
「事案」という言葉をわかりやすく言うと、「着目するものごとの内容」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・現在の事案に対しては、刑事訴訟法なんか全く無縁のものに見えるんだ。
（出典：ダイン／坂下昇訳『グリーン家殺人事件(下)』）
・事実、テロやゲリラ事案は、安心しきっている時にのみ、発生している。
（出典：佐竹一彦『刑事部屋』）
・市民が不安がるような心霊がらみの事案を捜査するのが仕事だろう?
（出典：今野敏『心霊特捜』）
・わが警備局は二つの事案に同時対処することとなってしまったのだ。
（出典：佐々淳行『謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致』）
・選択次第では、一年生の隠し芸が恒例行事になるかもしれない重要事案だ。
（出典：今野緒雪『マリア様がみてる 29 薔薇の花かんむり』）
・事案が解決すれば一人で家に帰っていった。
（出典：奥田英朗『邪魔』）
・これら担当者の証言なしには事案は成立しないのである。
（出典：大岡昇平『ながい旅』）
・外事課長二年間でかかわった重大事件・事案はざっと次のようなものだった。
（出典：佐々淳行『謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致』）
