乾杯
「ビールで乾杯する」などのように使う「乾杯」という言葉。
「乾杯」は、音読みで「かんぱい」と読みます。
「乾杯」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「乾杯」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
乾杯の意味
「乾杯」には次の意味があります。
・杯の酒を飲み干すこと。特に、喜びや祝福の気持ちを込め、杯を差し上げたり触れ合わせたりして、酒を飲むこと。(出典:デジタル大辞泉)
大人数での宴会などで、開始の合図で「乾杯!」と言う場合もあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この写真が、週刊誌に売れたんで、一人で乾杯したんじゃないのかしら。
(出典:西村京太郎『十津川警部「裏切り」』)
・そして一同が乾杯をしています時に、李景雲は立上って室から出て行きました。
(出典:豊島与志雄『画舫』)
・男がすぐに瓶を持ってきたので、二人は話を再び中断して乾杯をした。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・「乾杯しましょうか、たまには」そう言って女は私の席の横に座った。
(出典:川上弘美『蛇を踏む』)
・赤の女王が声をかぎりに叫びますと、客もそろってすぐに乾杯を始めました。
(出典:キャロル/多田幸蔵訳『鏡の国のアリス』)
類語
・祝杯(しゅくはい)
意味:祝いのために酌む杯。(出典:デジタル大辞泉)
・トースト
意味:乾杯。祝杯。(出典:デジタル大辞泉)
・KP(けーぴー)
意味:乾杯。
・カントゥーヤ
意味:乾杯。
・祝い酒(いわいざけ)
意味:めでたいこと、喜ぶべきことを祝って飲む酒。祝儀の席で飲む酒。(出典:大辞林 第三版)
・祝儀(しゅうぎ)
意味:祝いのあいさつ。祝意を表すための言葉や歌など。(出典:デジタル大辞泉)
・祝賀(しゅくが)
意味:めでたいこととして喜び祝うこと。(出典:デジタル大辞泉)