不要
「不要品」などのように使う「不要」という言葉。
「不要」は、音読みで「ふよう」と読みます。
「不要」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不要」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不要の意味
「不要」には次の意味があります。
・必要でないこと。また、そのさま。不用。(出典:デジタル大辞泉)
必要がなく、いらないことを意味します。
「不要不急」で「重要でなく、急いでもいないこと」という意味の四字熟語になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・女に教育は不要だ、と一言も口にしなかった結果がこうなったわけです。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)
・一度も開けなかったということは、不要なものということである。
(出典:群ようこ『無印おまじない物語』)
・不要になった書類を裏がえして、いたずら書をしていた時のことである。
(出典:久坂葉子『灰色の記憶』)
・何が必要で何が不要か、という選択に個人差があるのは分かるだろう?
(出典:奈須きのこ『空の境界 未来福音』)
・しかしここにあるすべてはどこにも行き場所を持たぬ純粋な不要物だった。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』)
・これほど歴然と不要不急なものに、たいへんな手間をかけているのは、驚くべきことだった。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 3 2061年宇宙の旅』)
・シガラミなどどのような意味でも一切不要だ、むしろ邪魔になる。
(出典:西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』)
・不要品整理で送りかえしてよこしたもの。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)